So-net無料ブログ作成

グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」 [クラシック音楽2017]

J.S.BachやG.F.Händelに遅れること30年ほど、18世紀に生まれたC.W.Gluck(1714-1787)。

彼の作品でとりわけ有名なのが、オペラ「オルフェオとエウリディーチェ(Orfeo ed Euridice)」ですが、音楽の気品という点では、モーツァルト(1756-1791)にも勝るかもしれません。また、"オペラ改革"という言葉にあるように、台詞部分も全てオケ伴奏付き(recitativo accompagnato)なので音楽(dramma)が途切れる感がなく、言葉の分からない僕らでも聴きやすいと思います。

このオペラには1762年のウィーン版(イタリア語)と1774年のパリ版(フランス語)があり、単独にもフルート曲として知られる「精霊の踊り」はパリ版で追加されたものです。


 Christoph Gluck Dance of the Blessed Spirits for Flute and Piano


一昔前は、パリ版で有名アルト歌手とソプラノ歌手が主役を務め、こってりと演奏されていたものですが、古楽器団体の演奏が現れたことで、この作品にもパッと光が差し込んだ感じです。


 Ravenna Festival 2015 Dolce Concento Ensemble

 [歌詞]
 Che farò senza Euridice? / エウリディーチェなしに、どうすれば?
 Dove andrò senza il mio ben? / 愛する人なしに、どこへ行けば?

 Euridice! / エウリディーチェ!
 Oh Dio! Rispondi! / おお神よ! 応えてください!
 lo son pure il tuo fedel! / 私はあなたの忠実な息子であったのに!

 Euridice! / エウリディーチェ!
 Ah! non m'avanza / ああ! もはや私には残されてはいない
 Più soccorso, più speranza, / どんな助けも、希望も。
 Né dal mondo, né dal ciel! / また地上にも、天にも!


第三幕でのアリア「エウリディーチェを失って」は、エウリディーチェを振り返ってしまったオルフェによって歌われます。しかしこの後、アモールが現れ「お前の愛の誠は十分示された」とエウリディーチェを復活させます。


昨日から始まったLFJ2017のテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」だそうで、それに掛けてという訳でもありませんが、ダンス作品を紹介しておきます。抜粋した楽曲にピナ・バウシュが振り付けをしたBD/DVDがあります。(「喪」「暴力」「平安」「死」という4部に再構成されています。また、アモールによる救済はありません。)

 orpheo_pina.jpg
 『オルフェオとエウリディーチェ』 ピナ・バウシュ振付、ヘンゲルブロック指揮、ヴェッセリング、クライター、パリ・オペラ座バレエ団、他(2008 ステレオ)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました