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Valentin Sylvestrov, Diptych [現代音楽2017]

ウクライナとくれば、新体操やシンクロナイズドスイミングといった採点競技で高得点を挙げる、美人の国というイメージもありますが、
Anna-Bessonova.jpg
 Anna Bessonova(2008, Beijing)


それは置いといて、キエフ生まれのヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937- )。伝統的な和声や旋法に回帰した、ポストモダンの作曲家の一人として知られています。


当初はモダンな作風だったそうです。それが、1974年のソ連作曲家同盟からの除名(1968年プラハの春に対する軍事介入への、欠席抗議も遠因とのことですが)を契機にモダニズムから離れたプライベートな作品を作り出すようになり、ソ連崩壊後には、ロシアやウクライナの正教礼拝音楽の影響を受けた作品を生み出すようになったとのこと。

作品数も多く、また全体像を把握してもいませんが、YouTubeから目を引いたものを紹介します。


--- ピアノのための小品集「キッチュな音楽 (Kitsch-Music, 1977)」 ---

Valentin silvestrov - Kitsch music N.1


Elements of Ukrainian nationalism occur in some of Sylvestrov's works, most notably in his choral work Diptych. This work sets the strongly patriotic words of Taras Shevchenko's 1845 poem Testament (Заповіт), which has a significant national status in Ukraine, and Sylvestrov dedicated it in 2014 to the memory of Sergey Nigoyan, an Armenian-Ukrainian who died in the 2014 Hrushevskoho Street riots and is believed to have been the first casualty of the events that led to the Euromaidan.(from Wikipedia)

--- 二連祭壇画(Diptych, 1995) ---

 Silvestrov: Diptychon - Groot Omroepkoor - Live concert HD (2016.1.31)

タラス・シェフチェンコ「遺言」

 死んだら私を葬ってくれ
 小高い塚の上に
 広いステップの真ん中に
 懐かしのウクライナに、
 果てしなき野 ドニエプル川 切り立つ岸が
 見られるように、
 荒れ狂う流れの咆哮るのが
 聞こえるように。

 ウクライナから敵の血汐を
 青い海へと
 河が押し流すとき.. そのとき私は
 野も山も
 すべてを棄て去り飛んでいこう
 神のもとへと、
 祈るため.. だがそれまでは
 神を 私は知らない。

 葬ってくれ 立ち上がってくれ
 くびきを断ってくれ
 そして忌まわしい敵の生血を
 この切なる思いに注いでくれ、
 そして私を大いなる家族
 自由にして新たなる家族の中で
 忘れずに追悼してくれ、
 やさしい穏やかな言葉にて。


---

 sylvestrov_chor.jpg
 ヴァレンティン・シルヴェストロフ: 汝のためにわれらは歌う ~宗教合唱作品集
 ・アレルヤ(2006)<夕べの祈り/朝の祈り/夜の祈り>
 ・典礼聖歌-抜粋(2005)<天使の歌/アレルヤ/聖なる神/アヴェ・マリア>
 ・二連祭壇画(1995)<主の祈り/遺言>
 ・2つの聖歌(2006)<平和への感謝/汝のためにわれらは歌う>
 ・2つの聖歌(2006)<アレルヤ/アヴェ・マリア>
 ・2つのクリスマスの子守歌(2006)<眠れ、イエス/静かな夜>
 ラトヴィア放送合唱団

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