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ハイドンの「テレジア・ミサ」 [クラシック音楽2017]

という訳でウィーン古典派に入っていくのですが、最初の関門がハイドン(Franz Joseph Haydn, 1732 - 1809)。普通にJ-POP聴いている人に、ビックリ交響曲のあけすけにC調な作曲家が訴求する部分があるのか?


ハイドンには2曲の有名なオラトリオがあります。「天地創造」と「四季」。


「天地創造 (1796-1798)」は3部構成になっています。

第1部(1日目〜4日目, 13曲)
 ・光と闇の分離
 ・天空を造り、水を上下に分離
 ・下の水を集合させ、陸と海に分離、また陸地には植物を
 ・太陽と月を造り、昼と夜を分離、また星も
第2部(5日目〜6日目, 15曲)
 ・水には魚を、空には鳥を
 ・大地には多種の生き物を、そして自身に似せた人間(男-女)を
 (ハレルヤ)
第3部(アダムとイヴ, 6曲)
 ・創造主への感謝 --- 幸いなる夫婦
 (アーメン)


「四季 (1798-1801)」は4部構成になっています。

第1部(春, 8曲)--- 雪解け、畑仕事、神への感謝
第2部(夏, 10曲)--- 太陽への讃歌、嵐、休息
第3部(秋, 10曲)--- 勤労と収穫、狩り、宴
第4部(冬, 11曲)--- 寒さの到来、糸車、美徳の勝利


やっぱ、大真面目に保守主義を歌われても、無理だわ。せめて、小声で陰りのある演奏なら,,.と思って下のCDを聴いてみたんですが、ピリオド楽器の素朴な音色が大仰さを薄めてくれていて、悪くもないじゃんと思い始めました。(「天地創造」でのユリア・クライター、「四季」でのマーリス・ペーターゼンの両ソプラノも聴かせるし。)

 haydn_creation.jpg haydn_season.jpg
 ルネ・ヤーコプス & フライブルク・バロック・オーケストラ
sakana.jpg
「ポストバロックと大編成アコースティックを基調とした物語性の高い楽曲と、ソリストたちによる真っ直ぐで表情豊かなパフォーマンスがハイドン唯一無二のナイーブな世界観を作り出すことに成功しています。」


毛色は違うけど、同じピリオド楽器のリハーサル動画を置いておきます。

 Sir Simon Rattle rehearses Haydn's Creation with Orchestra of Age of Enlightenment


当初は、ミサ曲(Theresienmesse, 1799)を推していたのですが、オラトリオに比べたらやっぱりセカンドチョイスかな、とも思い始めているところ。

以下は、13年の年月をかけて2005年に再建が完了した、ドレスデン聖母教会の聖歌隊(Kammerchor der Frauenkirche)によるものです。

 Joseph Haydn "Theresienmesse" - Kyrie(03.10.2016)

このミサ曲、ハイドンにしては控えめで、それでいて意外と曲調が変化に富んでいるので、ハイドンが苦手な人にはオススメです。("Nelsonmesse"も同様に薄い菅楽器群ですが、そちらは、見得を切った曲です。)

安本彩花「美女と野獣」に英語で挑戦

その時間テレビ見れる方はこちらのチャンネルへ!

 NHK Eテレ「Rの法則」、5/8(月) 18:55〜

 特報:英語で歌う「美女と野獣」
 http://www6.nhk.or.jp/rhousoku/e-movie/movie-detail.html?i=199

エビ中メジャーデビュー5周年

昨日5/5がエビ中のメジャーデビュー5周年だったそうです。それに合わせて幾つか発表がありました。

1. 新曲「感情電車」のMV公開
 メンバーがスマートフォンで撮影した映像を編集したものとのこと。冒頭歌っているのは小林歌穂でしょうか、ちょっと矢野顕子に似たとぼけた感じが、どこかのアーティストさんかと思いました。田村歩美(たむらぱん)作曲の、爽快感があって気持ちの良い楽曲です。間奏で踏切警報器の音を模したりと、遊び心があるのも楽しい。

2. 4thアルバム収録追加曲、曲順発表

 http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/ebichu/ebicracy/
 (上のソニーミュージック特設サイトで「感情電車」のMVも見れます)

3. 毎夏恒例の野外コンサート「ファミえん」の開催場所発表
 ebichu_morikoro.jpg

 2017年8月26日(土)愛知県 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)

グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」 [クラシック音楽2017]

J.S.BachやG.F.Händelに遅れること30年ほど、18世紀に生まれたC.W.Gluck(1714-1787)。

彼の作品でとりわけ有名なのが、オペラ「オルフェオとエウリディーチェ(Orfeo ed Euridice)」ですが、音楽の気品という点では、モーツァルト(1756-1791)にも勝るかもしれません。また、"オペラ改革"という言葉にあるように、台詞部分も全てオケ伴奏付き(recitativo accompagnato)なので音楽(dramma)が途切れる感がなく、言葉の分からない僕らでも聴きやすいと思います。

このオペラには1762年のウィーン版(イタリア語)と1774年のパリ版(フランス語)があり、単独にもフルート曲として知られる「精霊の踊り」はパリ版で追加されたものです。


 Christoph Gluck Dance of the Blessed Spirits for Flute and Piano


一昔前は、パリ版で有名アルト歌手とソプラノ歌手が主役を務め、こってりと演奏されていたものですが、古楽器団体の演奏が現れたことで、この作品にもパッと光が差し込んだ感じです。


 Ravenna Festival 2015 Dolce Concento Ensemble

 [歌詞]
 Che farò senza Euridice? / エウリディーチェなしに、どうすれば?
 Dove andrò senza il mio ben? / 愛する人なしに、どこへ行けば?

 Euridice! / エウリディーチェ!
 Oh Dio! Rispondi! / おお神よ! 応えてください!
 lo son pure il tuo fedel! / 私はあなたの忠実な息子であったのに!

 Euridice! / エウリディーチェ!
 Ah! non m'avanza / ああ! もはや私には残されてはいない
 Più soccorso, più speranza, / どんな助けも、希望も。
 Né dal mondo, né dal ciel! / また地上にも、天にも!


第三幕でのアリア「エウリディーチェを失って」は、エウリディーチェを振り返ってしまったオルフェによって歌われます。しかしこの後、アモールが現れ「お前の愛の誠は十分示された」とエウリディーチェを復活させます。


昨日から始まったLFJ2017のテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」だそうで、それに掛けてという訳でもありませんが、ダンス作品を紹介しておきます。抜粋した楽曲にピナ・バウシュが振り付けをしたBD/DVDがあります。(「喪」「暴力」「平安」「死」という4部に再構成されています。また、アモールによる救済はありません。)

 orpheo_pina.jpg
 『オルフェオとエウリディーチェ』 ピナ・バウシュ振付、ヘンゲルブロック指揮、ヴェッセリング、クライター、パリ・オペラ座バレエ団、他(2008 ステレオ)

4/30「月面の音楽隊」のナタリーレポート

4/30にLIQUIDROOMで行われた、sora tob sakanaワンマンライブ「月面の音楽隊」のナタリーレポートが出ていました。

 soratobsakana_0430.jpg
 sora tob sakana、全曲バンド編成でファン魅了「これからもいい音楽を届けます!」

セットリストは記事を見ていただくとして、トピックスとしては、sora tob sakanaとMaison book girlのツーマンライブ「sora tob sakana presents. ~月面の扉~」の開催(6/4)が決まったそうです。あとは、7/16にピエール中野(凛として時雨)主催の「ピエールフェス 2017」参加、その翌日にワンマンライブと続くとのこと。また、風間玲マライカの「今回のライブを通してすぐ売れてもつまらないなって思いました。山あり谷ありの活動をしていけたらいいなと思います。」という余裕のコメントもあったようで、これからも面白そうですね。