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プロコフィエフと奈良ホテル

今時、プロコフィエフで有名曲といえば、ソフトバンクのCMで使われた「ロメオとジュリエット」でしょうか。(白戸家10年か... )


 Lise de la Salle prokofiev Romeo & Juliet op.75 Montagues


この曲、印象に残っているのはレオス・カラックスの「汚れた血(1986)」で、アレックスの留守電メッセージに使われていました。暗い色調の映画ですが、「いぬねこ。青春真っ盛り」の疾走感溢れる切ない感じがグッときます。もちろんアレックスは走ります。その時のBGMはデヴィッド・ボウイの「モダン・ラブ」。(欅の原型はこの辺りかなぁ)

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プロコフィエフ(Sergei Prokofiev, 1891-1953)は、帝制ロシア領ウクライナ出身のロシア人。1917年のロシア革命による混迷の中、アメリカへ渡ることを決意しますが、その亡命途中で日本にしばらく滞在しています。

1918年の足取りを辿ると、

 5月7日、モスクワ発(シベリア鉄道)
 31日、敦賀港上陸
 6月1日、東京着
 (南米行きの船便が出航した直後で、8月まで日本に滞在することに)
 〜11日、東京、横浜周辺
 12〜18日、京都(琵琶湖疏水や祇園散策、大阪訪問)
 19〜28日、奈良(奈良ホテルに宿泊)
 29日、東京帰還
 〜離日まで東京、横浜周辺
  7月6日、7日東京、9日横浜にてピアノ・リサイタル開催
  7月19〜21日、軽井沢、28日、箱根探訪
 8月2日、離日
 (サンフランシスコ経由)
 9月ニューヨーク着

その後、アメリカとパリを拠点に創作・演奏活動を行いますが、1936年には再び祖国での生活へと戻るのでした。


そんなプロコフィエフを概観できる上原彩子のCD、テクニックと情感の両面で、悪くないと思います。

ayako_uehara_prokofiev.jpg
 プロコフィエフ:
  1. 「ロメオとジュリエット」より10の小品 Op.75
  2. ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83「戦争ソナタ」
  3. 束の間の幻影 Op.22
 (2007年録音)


収録曲のソナタ第7番のPrecipitato=性急に、いろいろあったのでリンクします。
(※は音源のみで、演奏動画なし)

 ウラディミール・ホロヴィッツ(1903 - 1989)※
  https://youtu.be/7S9XPj4l2Wc
 グレン・グールド(1932 - 1982)
  https://youtu.be/omx6jg82bJc
 マルタ・アルゲリッチ(1941 - )
  https://youtu.be/BeGXLKXZMD0
 マウリツィオ・ポリーニ(1942 - )※
  https://youtu.be/5rfle8wSwJM
 グリゴリー・ソコロフ(1950 - )
  https://youtu.be/Azo68LgdqTQ
 ミハイル・プレトニョフ(1957 - )※
  https://youtu.be/dkR5vnGQo9s
 イェフィム・ブロンフマン(1958 - )
  https://youtu.be/t0MnPEjosl0
 ヴァレンティーナ・リシッツァ(1973 - )
  https://youtu.be/GDxIYorkrVI
 アレクセイ・ヴォロディン(1977 - )
  https://youtu.be/BUZGmOajjfY
 ユジャ・ワン(1987 - )
  https://youtu.be/7U-L_n9tAJM
 カティア・ブニアティシヴィリ(1987 - )
  https://youtu.be/BEFtvEMlYrw
 上野優子(???? - )
  https://youtu.be/RlgmNCh9BMc

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さて、「ロミジュリ」といえば「のだめ」の上野樹里、玉木宏ときて、「鹿男あをによし」奈良ホテル。プロコフィエフ以外にも多くの著名人が宿泊したことで知られ、日本の4大クラシックホテルのひとつにも挙げられ、一度、拝見したいところです。

nara_park.jpg
 百年のはじまり | 奈良ホテル | 公式サイト
 (写真は、奈良公園クイックガイド http://nara-park.com から)


クラシックな趣ということで、ウィウコミルスカの弾いていたヴァイオリンソナタを探してみたのですが見つからなかったので、代わりにラヴェルの小品です。

wilkomirska_prokofiev.jpg
 Prokofiev - Wanda Wilkomirska, Ann Schein
  - Two Sonatas For Violin And Piano



 RAVEL Piece en forme de habanera | W.Wilkomirska, J.Szamotulska | live 1955 [レジスタードトレードマーク]

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イナズマロックフェス2017(2日目)中止

2日目の途中から雷危険とイベントを中止に追い込まれた去年のイナズマロックフェス(滋賀県草津市の琵琶湖畔)。今年こそはと思ったところに台風18号ですか。二日目まるまる中止とのことです。

フリーエリアの風神ステージではありますが、爪痕残すチャンスだっただけに残念ですね。




9/16の"わ-7"は、成功裡に2公演無事完遂したそうです。



タグ:わーすた
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Karlheinz Stockhausen, Tierkreis (Zodiac) [現代音楽2017]

前回に続いて苦手な作曲家を取り上げます。ドイツ出身、幼くして母親と別れ、戦争中に両親を失ったカールハインツ・シュトックハウゼン(1928 - 2007)。彼の無味乾燥な「クラヴィーア・シュトゥック」や「テープのための音楽」はどこが面白いのか不明ですが、
wasuta_nyan2.png
現代音楽を牽引してきた人には違いないにゃん。


で、そのシュトックハウゼンの作品ですが、アナログレコードの時代、ロニー・ロゴフの「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番、第2番」にカップリングで「Zodiac (十二宮)」からの6曲が入っていました。作曲者は「えっ、これが僕の作品かい?」と言ったとか、でもロゴフ流に還元されたこの演奏を、僕は気に入って聴いていたのでした。(「銀の三角」の川辺の歌は、斯くの如しかと)


ティアクライス (Tierkreis:独=Zodiac:英, 1974–75)は、もともとはオルゴールで演奏されることを想定したもので、黄道十二宮の12の星座を、12のメロディーで表わしています。作品(作曲者自身によるオーケストラ版)の詳細については、以下のリンク先に書かれているのでご参考に。

 http://matsudaira-takashi.jp/stockhausen/tierkreis_orch/


参考動画。様々な楽器編成&編曲の演奏がありますが、こんな感じというところで。
(このZodiac、YouTubeで探すと色々出てきて、意外と人気曲なのかしらん?)

・おうし座

 Karlheinz Stockhausen - Tierkreis: 4. Taurus

・おとめ座

 Karlheinz Stockhausen - Tierkreis: 8. Virgo


参考CDには、ケルン ザンクトペーター教会でのパイプオルガン独奏によるものをあげます。3曲毎に演奏者のインプロヴィゼーションが入りますが、これはカオスですね。それを背景に、上記教会オルガンの多彩な音色による星座が煌きます。

 stockhausen_tierkreis.jpg
 シュトックハウゼン: 「ティアクライス(黄道十二宮, 1974-75)」
  星座のための12のメロディー(オルガンによる), ドミニク・ズステック


また関連CDとして、以下のものもあげておきます。ジャンル的にはアヴァンギャルドと言うのでしょうか、シュトックハウゼンとは対岸から見た星空ですね。こちらもキラキラしています。

 John_Zorn_Kristallnacht.jpg
 ジョン・ゾーン:「クリスタルナハト(水晶の夜, 1993)」

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わ-7 物販(9/16,sat)

あっという間に、アートの秋。新作だそうです。

〜〜〜
ゲーム要素を含んだ「わーすたランド」シリーズの第7弾ということで、
今回は心をくすぐる、ちょっと昔のゲームを思わせるようなデザインのグッズが新登場です!
〜〜〜

 Tシャツ:3,500円
 マフラータオル:2,000円
 わーすた 8bitキーホルダー:1,000円(ランダム5種+当たり1種)

タグ:わーすた
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東京カテドラルとデュリュフレ

目白の椿山荘の向かいにある東京カテドラル聖マリア大聖堂。パイプオルガンが新調(2004年)される前に一度、デュリュフレとフォーレのレクイエムを聴きに行ったことがあります。現在のオルガンも聴いてみたいけど、月に一度、内外のオルガニストを招いてオルガンメディテーションという演奏会が催されているようです。(「アッシジの聖フランチェスコ」の日本初演-オラトリオ形式も、1986年にここで行われたそうです。)

 tokyo_cathedral_organ.jpg 
 https://kinarino.jp/cat7-アート・カルチャー/4742-これが教会!?丹下健三建築の代表作「東京カテドラル聖マリア大聖堂」


パリのサンテティエンヌ=デュ=モン教会のオルガニストでもあったデュリュフレ(Maurice Duruflé, 1902-1986)ですが、彼のレクイエムには3稿あり、1947年に完成されたフルオーケストラ版、オルガン版(+チェロ)と、1961年の室内オーケストラ版が存在します。残響の多い教会での演奏ということを考えると、小ぶりの合唱団で最後の版を使用するのが音のバランス的にも良いように思います。

(下の動画、メゾソプラノ独唱のPie Jesuが省略されているので、あくまで参考ということで。あと、オルガンを弾いているのはアントワープ在住の本田雅子さんです。)


 Requiem Duruflé Vocaal Ensemble Markant
  version of 1961 (chamber orchestra and organ)

   Introit at 00:18
   Kyrie at 04:15
   Domine Jesu Christe at 08:08
   Sanctus at 16:10
   Agnus Dei at 19:48
   Lux aeterna at 23:52
   Libera me at 27:55
   In Paradisum at 33:50

 Markantかな?
tulip_not_markant.jpg

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僕の手元にあるのはオルガン版で、ストックホルムの聖ヤコブ室内合唱団(34人)のもの。フルオーケストラ版はプラッソン指揮の豪華ソリストによるものを持っていましたが、あまり馴染めなかったようです。

 durufle_requiem.jpg
  デュリュフレ:
   レクイエムOp.9(合唱とオルガン、チェロ独奏版)
   グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテットOp.10
   ミサ曲「クム・ユビロ」Op.11
  ゲイリー・グラーデン指揮、聖ヤコブ室内Cho.

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