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John Cage, Music of Changes [現代音楽]

アメリカの現代作曲家ジョン・ケージ(John Cage, 1912-1992)といえば、作曲者が楽曲管理を放棄する「偶然性の音楽 (aleatory music)」で知られ、その究極の形として演奏者が演奏をしない作品「4′33″」が超有名です。

 --- 曲名はトータル演奏時間の分秒 ---
 (David Tudorによる初演時の4′33″が通称となっている)

  Cage_4_33.jpg
 I
 TACET(休止)

 II
 TACET(休止)

 III
 TACET(休止)


「偶然性」に取り組む以前の作品は、まだ「音楽的」なもので、プリペアードピアノ(ピアノの弦にフェルトやボルトなどを挟んだもの)のために作曲された作品群などは、聴くに耐え得るものとして割と演奏・録音もされています。

以前、その時期の作品から「In a Landscape」を記事に載せたことがあったので、今回は「偶然性の音楽」の方から「易の音楽(Music of Changes, 1951)」を紹介します。中国の占いの古典「易経」を用いて作曲された作品だそうです。Book I 〜 IVまでありますが、Book I の演奏例を。


 [LIVE] Vicky Chow performs John Cage: Music of Changes Book 1 (1951)


せっかくなので、演奏時間も同じくらいのヴェーベルン「ピアノのための変奏曲 (1936)」と比べてみましょう。こちらは3楽章構成で、12音技法により厳密に作曲された作品とのことです。


 A. Webern - Piano Variations Op. 27 - Paola Visconti


--- memo ---
 Apprenticeship period (1932–36)
 Modern dance, prepared piano, and the transition to chance (1937–51)
 ・A Valentine Out of Season, for prepared piano (1944)
 ・Music for Marcel Duchamp, for prepared piano (1947)
 ・In a Landscape for piano or harp (1948)
 ・Sonatas and Interludes, for prepared piano (1946–48)
 ・String Quartet in Four Parts, for string quartet (1949–50)
 First chance works (1951–59)
 ・Music of Changes, for piano (May – December 1951)
 ・4′33″ for any instrument or combination of instruments (August 1952)
 Happenings, theater (1959–68)
 Return to composition (1969–86)
 Number Pieces and other late works (1987–92)

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Maison book girlとsora tob sakana(John Cage, In a Landscape) [現代音楽]

ブクガのアルバムが届きました。ついでに注文したオサカナも。

 Maison book girl "image"
 maison_book_girl_image.jpg
 1.ending(instrumental, prologue)
   2.sin morning 3.end of Summer dream 4.veranda 5.faithlessness
 6.int(instrumental, interlude)
   7.townscape 8.karma 9.screen 10.blue light
 11.opening(poetry reading, epilogue)


 sora tob sakana "sora tob sakana"
 sora_tob_sakana.jpg
 1.海に纏わる言葉(instrumental)2.夏の扉 3.広告の街 4.夜空を全部
 5.魔法の言葉 6.まぶしい 7.My notes 8.Summer plan
 9.帰り道のワンダー 10.おやすみ 11.Moon Swimming Weekender
 12.新しい朝 13.ケサランパサラン 14.クラウチングスタート


両者ともミニマル音楽風味の洒落たサウンドをベースにしていますが、"image"の方は、変則リズムの妙による飽きさせない楽曲で、それに歌を合わせたという感じ。一方、"sora tob sakana"の方は、女声を器楽的に扱い歌詞を浮き立たせて、よりシンプルなリズムの推進力で一気に聴かせる感じ。(曲にバラツキがあるけど、特に前半は)

---

「現代音楽」と「イノセント」というと、ジョン・ケージ初期の人気作「ある風景の中で(1948)」が思い浮かんだので動画?をひとつ用意していたのですが、あまり両アルバムの世界観とは関係ないようです。(この曲はピアノよりもやっぱりハープかな。)

 John Cage - In a Landscape

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Maison book girl「image」特設ページ開設(Steve Reich, Tehillim) [現代音楽]

4/5のリリースに向けて、特設ページが開設されたそうですのでリンクします。

 Maison book girl「image」

これだけでは寂しいので、予習用として、楽曲担当のサクライ ケンタが影響を受けたというスティーヴ・ライヒ(1936- )の作品から、代表作「テヒリム (1981)」の動画を貼っておきます。(全曲ですが、公式にアップされているものと思います。)


 Tehillim - Steve Reich - Insomnio & Synergy Vocals olv. Ulrich Pöhl

サクライ ケンタは自らの音楽性を、現代音楽にポピュラー音楽を組み合わせた「現音ポップ」と称しているそうです。

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小品集(ヒラリー・ハーン アンコール 「In 27 Pieces」) [現代音楽]

「アイドルばかり聴かないで、だんだんバカになるんだよ」と聞いてヤバイと思ったので、軽めの現代曲を取り出してきたのでした。(最後は、「ねえ、そんなにアイドルが好きなら、じゃあ、エビネギにしてよね。」というオチなんですけどね。)

 In27pieces.jpg
 the Hilary Hahn Encores "In 27 Pieces"(2013)
 (2014年のグラミー賞受賞作品:Best Chamber Music/Small Ensemble Performance。2016年12月にLPレコードとしても発売されています。)

収録曲を記載します。

Disc1
 1. Franghiz Ali-Zadeh (1947) - Impulse
 2. 佐藤聰明 (1947) - Bifū(微風)
 3. Du Yun (1977) - When a Tiger Meets a Rosa Rugosa
 4. David Lang (1957) - light moving
 5. Bun-Ching Lam (1954) - Solitude d’automne
 6. Paul Moravec (1957) - Blue Fiddle
 7. Antón García Abril (1933) - Third Sigh
 8. Avner Dorman (1975) - Memory Games
 9. David del Tredici (1937) - Farewell
 10. Mason Bates (1977) – Ford’s Farm
 11. Einojuhani Rautavaara (1928) - Whispering
 12. Gillian Whitehead (1941) - Tōrua
 13. Richard Barrett (1959) - shade
 14. Jennifer Higdon (1962) - Echo Dash
Disc2
 1. Christos Hatzis (1953) - Coming To
 2. Jeff Myers (1977) - The Angry Birds of Kauai
 3. Mark-Anthony Turnage (1960) – Hilary’s Hoedown
 4. Valentin Silvestrov (1937) - Two Pieces
 5. Kala Ramnath (1967) - Aalap and Tarana
 6. Lera Auerbach (1973) - Speak, Memory
 7. Tina Davidson (1952) - Blue Curve of the Earth
 8. Elliott Sharp (1951) - Storm of the Eye
 9. 大島ミチル (1961) - Memories
 10. James Newton Howard (1951) - 133… At Least.
 11. Nico Muhly (1981) - Two Voices
 12. Søren Nils Eichberg (1973) - Levitation
 13. Max Richter (1966) - Mercy

Jeff Myersは公募で、その他26曲はヒラリー・ハーンの委嘱作とのこと。

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