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2018年01月14日:  リラの花咲く頃
2018年01月07日:  ソナタ・コンチェルターテ
2017年12月24日:  パストラーレ
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2017年08月08日:  瞬きすぎた
2017年02月28日:  シャルパンティエのテ・デウム

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リラの花咲く頃 [その他]

マスネに師事したといえば、エルネスト・ショーソン(1855-99)もそう。パリのコンセルヴァトワールで1879-81年に学んでいます。彼が書いた「リラの花咲く頃」、シャンソン歌手バルバラの同名曲も添えて掲載します。


・ショーソン「リラの花咲く頃」

Chausson : Le temps des lilas - Sheila Conolly & Hetty Sponselee

Le temps des lilas / リラの花咲く頃

Le temps des lilas et le temps des roses
 リラの時とバラの時は
Ne reviendra plus à ce printemps ci;
 この春ふたたび巡っては来ない;
Le temps des lilas et le temps des roses
 リラの時とバラの時は
Est passé, le temps des œillets aussi.
 過ぎてしまった、カーネーションの時もまた。

Le vent a changé, les cieux sont moroses,
 風が変わった、空は薄暗く、
Et nous n'irons plus courir, et cueillir
 そして僕たちはふたたび走りはしないし、摘みもしない
Les lilas en fleur et les belles roses;
 花咲くリラや美しいバラを;
Le printemps est triste et ne peut fleurir.
 春は悲しく、咲くことはできない。

Oh! joyeux et doux printemps de l'année
 おぉ!幸せで甘いあの年の春
Qui vins, l'an passé, nous ensoleiller,
 満ちていた、去年、僕たちは輝きに、
Notre fleur d'amour est si bien fanée,
 僕たちの愛の花も全くしぼんでしまった。
Las! que ton baiser ne peut l'éveiller!
 あぁ!君のキスでもそれを起こすことはできない!

Et toi, que fais-tu? pas de fleurs écloses,
 そして君は、どうしているのか? 何の花も咲かず、
Point de gai soleil ni d'ombrages frais;
 晴々しい太陽も、涼しげな影もなく。
Le temps des lilas et le temps des roses
 リラの時とバラの時は
Avec notre amour est mort à jamais.
 僕たちの愛の永遠なる死とともに。

(Maurice Bouchor)



バロック, モーツァルト, フランス物と色々歌ってきたヴェロニク・ジャンスのアルバム(デュパルク、ショーソン、アーン)にも入っています。

veronique_gens.jpg
 フランス近代歌曲, 三者三様の洗練
  Veronique Gens
  Susan Manoff


---

・バルバラ「リラの花咲く頃」

Hommage à Barbara - Angelina Wismes - Reprend "Le temps du lilas"

Le temps du lilas / リラの花咲く頃

Il a foutu le camp, le temps du lilas,
 留まるのを止めた、リラの時、
Le temps de la rose offerte,
 捧げられたバラの時、
Le temps des serments d'amour,
 愛の誓いの時、
Le temps des toujours, toujours.
 とこしえの時、とこしえの。
Il m'a plantée là, sans me laisser d'adresse.
 そこに私を置き去りにした、アドレスも残さず。
Il est parti, adieu Berthe.
 それは去った、さよならBerthe。
Si tu le vois, ramène-le moi,
 見つけたら、私のところへ帰らせて、
Le joli temps du lilas.
 リラの良い時。

On en sourit du coin de l'œil
 目尻から微笑んで
Mais on en rêve, du grand amour.
 けれど夢見ていた、大きな愛を。
Je l'ai connu, j'en porte le deuil.
 私はそれを味わって、弔って、
Ça ne peut durer toujours.
 永遠には続かないもの。
Je l'ai valsé au grand soleil,
 私は輝く太陽の下でワルツを踊っていた、
La valse qui vous fait la peau douce.
 あなたを心地良くさせるワルツを。
Je l'ai croqué, le fruit vermeil,
 私は噛みしだいた、赤い果実を、
A belle dents, à belle bouche.
 綺麗な歯、綺麗な口。

J'en ai profité, du temps du lilas,
 私には得るものがあった、リラの時、
Du temps de la rose offerte,
 捧げられたバラの時、
Du temps des serments d'amour,
 愛の誓いの時、
Du temps des toujours, toujours.
 とこしえの時、とこしえの。
Avant qu'il me quitte, pour me planter là
 去って行く前に、そこに私を置いて
Qu'il me salue, adieu Berthe,
 私への挨拶かしら、さよならBerthe。 
J'en ai profité, t'en fais pas pour moi,
 私には得るものがあった、心配しないで、
Du joli temps du lilas.
 リラの良い時。

Il nous arrive par un dimanche,
 それは日曜日にやって来た、
Un lundi, un beau jour comme ça.
 月曜日は、そんな美しい日。
Alors, chaque nuit qui se penche
 そう、夜な夜な
S'allume dans un feu de joie
 篝火の明かりを傾けて
Et puis un jour, c'est la bataille.
 そしてある日、それは諍いだった。
Meurent la rose et le lilas.
 バラもリラも枯れる。
Fini le temps des épousailles.
 終わったの、結婚の時は。
C'est la guerre entre toi et moi
 それはあなたと私の戦い

Et le voilà qui fout le camp sans nous crier gare.
 ここにそれが、予告もせずに去ろうとしている。
La rose s'est trop ouverte.
 バラは開きすぎた。
On veut le rattraper mais il est trop tard,
 私たちは追いつこうとするのだけれど、もう遅すぎた、
Le joli temps du lilas.
 リラの良い時。

Il vous plante là, sans laisser d'adresse
 そこにあなたを置き去りにした、アドレスも残さず。
Salue et adieu Berthe.
 挨拶とさよならBerthe。
Il vous file entre les doigts,
 あなたの指先をすり抜けて、
Le joli temps du lilas
 リラの良い時。

Mais va t'en balancer à ses branches,
 けれど、ブランコを揺らしなさい、
Va t'en rêver dans ses jardins,
 夢見なさい、その庭で、
Va t'en traîner, hanche contre hanche,
 去りなさい、わけ知り顔で、
Du soir jusqu'au petit matin,
 夕べから夜が明けるまでに、
Mais va t'en profiter du temps du lilas,
 だけど得るの、リラの時、
Du temps de la rose offerte,
 捧げられたバラの時、
Du temps des serments d'amour,
 愛の誓いの時、
Du temps des toujours, toujours.
 とこしえの時、とこしえの。

Ne reste pas là, va t'en le cueillir.
 そこに留まっていないで、摘みなさい。
Il passe et puis adieu Berthe.
 それは過ぎて行く、そしてさようならBerthe。
T'en fais pas pour moi: j'ai mes souvenirs
 心配しないで、思い出にするから
Du joli temps du lilas...
 リラの良い時...



バルバラが亡くなったのは1997年。それから20年の間、その企画を暖めていたピアニスト アレクサンドル・タローのトリビュート・アルバムです。(「リラの花咲く頃」は入っていませんが)

barbara.jpg
 Barbara
  Alexandre Tharaud(piano)
  Roland Romanelli(accordéon)
  Michel Portal(clarinette)
  ジェーン・バーキン、ジュリエット・ビノシュ、
  ヴァネッサ・パラディ、ギョーム・ガリエンヌ他


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ソナタ・コンチェルターテ [その他]

ヴェネチアにゆかりの音楽家と言ってもたくさんいるのだろうけど、ダリオ・カステッロ。生年月日、没年月日すら分からず、その生涯は謎に包まれている。はっきりしているのは、人生の大半をヴェネチアで過ごしたということだけ。29曲の作品を載せた2巻のソナタ集を出版している。だって。


 Dario Castello: Sonata seconda a Sopran solo (1644)


「17世紀初頭の初期バロック音楽」という範疇では捉えきれない、時代を超越した感があるのは、ファビオ・ビオンディの優美な演奏のせいだけではないね。

castello.jpg
 Dario Castello: Sonate Concertate
 Europa Galante


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パストラーレ [その他]

宮原知子に坂本花織でしたね。激しい競い合いも終わって、あとは静かなクリスマス・イヴ...


コレルリのコンチェルト・グロッソ第8番は、作曲者自身によって「聖夜のために書かれた」と記され、おしまいにパストラーレ。教会では伝統的に、クリスマスイヴにはパストラーレが演奏されていたそうです。また、イタリアではクリスマスの朝に、田舎の羊飼いが町に来て、笛やバグパイプでキリストの誕生をお祝いする風習もあるとのこと。シチリアーノの素朴なメロディーです。

 クリスマス物語(3/6) - 日本聖書協会
 https://www.bible.or.jp/story/christmas/christmas3.html


参考にYouTubeから拾いました。Allegro-Pastoraleと切れ目なしで演奏されるので、スタートをAllegroに設定しています。


 Arcangelo Corelli Concerto Grosso Nr.8 op. 6


今日自宅で聴いたのはキアラ・バンキーニのCD。1687年にコレルリ自身がローマ/スペイン広場で指揮した、大規模編成の楽団の演奏を再現したもの。オーケストラ人数(Violin:16, Viola:5, Cello:6, Bass:6, Lute:5, Cembalo)、演奏テンポを当時に合わせているそうです。パストラーレはバグパイプの雰囲気もよく出ています。

Correli_concerto_grosso.jpg
 コレルリ:合奏協奏曲集 作品6(全12曲)
 (1687年ローマ編成版)
 キアラ・バンキーニ&ジェスパー・クリステンセン
 アンサンブル415


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ロマンスカー「GSE」3/17デビュー [その他]

小田急、2018.3.17から複々線化に合わせた新ダイヤになりますが、そこから、新型特急ロマンスカー・GSE(70000形)も投入されるそうです。

 https://news.mynavi.jp/article/20171216-558028/


ロマンスカー「GSE」については、前面展望席が復活したものの、乗り心地を考慮した連接台車は不採用。連接台車の場合、車体を短くしないとカーブを曲がりきれないので、今後設置されるであろうホームドアへの対応を考えての決断とのことです。小田急の社長も「連接台車は当社独自の技術で『残しておきたいなあ』という思いもある」とコメントしています。

同じく、連接台車を採用している、フランスのTGV。(Sud-Est、今は、シルバー)
TGV.jpg
 ( www.tripsavvy.com )



--- 列車の響きは rhythm 私を責めるの、 一駅 一駅 愛が遠ざかる、彼方へ ---
(河合その子:乾いた地図)


ところで、旅好きで万年金欠病のチャイコフスキーを金銭面で支えたフォン・メック夫人は、鉄道事業主の未亡人でした。彼女が援助を申し出るのが1876年12月。翌年5月モスクワ、Symphony No.4 の大概のスケッチを仕上げた時分、チャイコフスキーはアントニーナ・ミリュコーヴァとの結婚を決意しますが、知っての通りこの結婚はうまくいきませんでした。(旦那に逃げられた奥さんの胸中を慮ると... )

 超悪妻!?! チャイコフスキーの妻
 http://seiko-phil.org/2013/02/20/184829/

失意の中、フランス, スイス, イタリアと回って、12月ヴェネチアに到着する頃にやっと筆が戻り、新年を迎えたあたりにサンレモで Symphony No.4 はフィニッシュです。献呈は、"最愛の友人へ"。


… スピード スピード 窓の外、畑も とぶ とぶ 家もとぶ … (汽車ぽっぽ)


 (Excerpt) Tchaikovsky - Symphony No. 4 in F Minor - Valery Gergiev

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ピアノ協奏曲第24番ハ短調 [その他]

先日、日本人ピアニストがスイス(Vevey)のコンクールで優勝したというニュースがありましたが、スイス インフォにも記事が出ていたのでリンクします。

 https://www.swissinfo.ch/jpn/ピアニストの登竜門_クララ-ハスキル国際ピアノコンクール-藤田真央さん優勝/43475548

 fujita-jpg.jpg
 写真は25日、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491を
 ローザンヌ管弦楽団と奏でた藤田さん(中央)


ついでに、2016年アメリカのコンクールでのものですが、その藤田さんがリストのピアノソナタを弾いているものが公式にアップされているので、こちらもリンクします。

 Mao Fujita, Round 2 - Gina Bachauer International Young Artists Competition, 2016

---

コンクールで藤田さんが弾いたピアノ協奏曲第24番というと、ハスキルとマルケヴィッチのものが名盤との世評が高いのですが、今まで聴いたことはありませんでした。これを機会にYouTubeで探して聴いてみました。

50年以上も前の演奏ですからね... モーツァルトの音楽に求めるものが今と違っていて当たり前か。コンチェルトケルンをバックに、リュビモフがフォルテピアノを弾いているものもあったので、それを聴いて現代に戻って来ました。(ミスタッチも、ぎこちない装飾もまた楽しきかな)

 
 Mozart - Piano Concerto No.24 in C-minor K491 - Alexei Lubimov

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人が音楽聴いている時にミサイルなんか飛ばさないで欲しいよな。迷惑。

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瞬きすぎた [その他]

8/5(sat)のトレンドワード? …無事に台風が去っていきますように…



French Baroque Songs: Ah! vous dirai-je maman (1771) & La Furstenberg (1600s) / V. Dumestre


 Ah! Vous dirai-je, Maman, / ねえ!言わせてお母さん

 Ce qui cause mon tourment ? / 何で私が悩んでいるのかを
 Depuis que j'ai vu Silvandre, / 優しい目をしたシルヴァンドル
 Me regarder d'un air tendre ; / そんな彼と出会ってから
 Mon cœur dit à chaque instant : / 私の心はいつもこう言うの
 « Peut-on vivre sans amant ? »
   / 「みんな好きな人なしに生きられるのかな?」

 L'autre jour, dans un bosquet, / あの日、木立の中で
 De fleurs il fit un bouquet ; / 彼は花束を作ってくれた
 Il en para ma houlette / 花束で私の仕事の杖を飾ってくれた
 Me disant : « Belle brunette, / こんなこと言ったの「きれいな金髪だね
 Flore est moins belle que toi ; / 君はどんな花よりきれいだよ
 L'amour moins tendre que moi. » / 僕はどんな恋人より優しいよ」

 Je rougis et par malheur / 私は真っ赤になった、悔しいけど
 Un soupir trahit mon cœur. / ため息ひとつで私の気持ちはばれちゃった
 Le cruel avec adresse, / 抜け目のないつれなさが
 Profita de ma faiblesse : / 私の弱みに付け込んだの
 Hélas, Maman ! Un faux pas / ああ!お母さん、私踏み外しちゃった
 Me fit tomber dans ses bras. / 彼の腕に飛び込んじゃった

 Je n'avais pour tout soutien / それまで私の支えは
 Que ma houlette et mon chien. / 仕事の杖と犬だけだったのに
 L'amour, voulant ma défaite, / 恋が私をだめにしようと
 Ecarta chien et houlette ; / 犬も杖もどこかにやった
 Ah ! Qu'on goûte de douceur, / ねえ!恋が心をくすぐると
 Quand l'amour prend soin d'un cœur ! / こんなに甘い気持ちがするんだね!

 (from Wikipedia)



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シャルパンティエのテ・デウム [その他]

--- From Wikipedia ---

Marc-Antoine Charpentier (1643 – 24 February 1704) was a French composer of the Baroque era.

Marc-Antoine Charpentier composed his grand polyphonic motet Te Deum (H. 146) in D major probably between 1688 and 1698, during his stay at the Jesuit Church of Saint-Louis in Paris, where he held the position of musical director.


 Charpentier Te Deum Les Arts Florissants William Christie


p.s.

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