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廃墟とゴースト [建物シリーズ]

ベルイマン、タルコフスキー、おまけに宮崎駿といった監督(film/play/opera)の映画作品のロケ地として名高いゴットランド島。行きはストックホルムからバスで南下してニーネスハムンという港から高速船で、帰りは小型のプロペラ機でアーランダ空港に戻ってきたのでした。

ヴィスビーの港に着くと、そこからは徒歩で15分くらいだったか、旧市街の入口に到着。宿に荷物を置いて、坂道を上り下りしていると、青いバルト海を背景に家々の屋根と中世の教会の廃墟を望む景観が、意匠を変えて度々顔をのぞかせます。

Visby_panorama.jpg
 Visby( from Wikipedia )

また、道の途中には隠れるようにお店が点在していて、お土産品を探すのも宝探しのようで楽しいものです。晩ごはんはラム肉が美味しいです。ハチミツも名産らしいので、コロコロとしたお姉さんたちも見かけたりします。


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そんなゴットランドで撮影された映画に「秋のソナタ」がありますが、イングリッド・バーグマン演ずる初老のピアニストが、娘の「昔よりは上達したでしょ」という言葉に対して、「ショパンはそうではなくて」と模範演奏して見せる曲が、前奏曲の第2番。

 chopin_schulz_4.jpeg


スウェーデン人にとってのゴットランド島が、パリジェンヌにとってはマヨルカ島(スペイン)だったのでしょうか、1838.11.8 - 1839.2.13、ショパンとジョルジュ・サンドと彼女の二人の子供は、バルセロナの南210kmにあるその島に静養に出かけます。ショパンはお気に入りのプレイエルのピアノは輸送して、バッハの平均律クラヴィーア曲集の楽譜を2巻携えてと。しかし、冬のその時分は、マヨルカ島は雨の多い時期。バルデモーサ修道院の部屋で雨音を聞きながら、憂い顔の24の前奏曲は完成されます。(サンドの自伝的旅行小説「マヨルカの冬」は1842年に出版)




このニーノ・グヴェタッゼというピアニストの、アルバムタイトルが「ゴースト」。タイトリングの理由と演奏印象を書くつもりでしたが、入荷予定日がずれ込んでまだ手元に届いていないので、レコード会社による紹介文だけそのまま引用します。

About the album
Nino Gvetadze: “Chopin looked back and evoked for us the story of his life in his 24 Preludes. Through the medium of these works he revealed his deepest fears and sorrows, but also the beauty and integrity of his heart. The story of these ghosts culminates in tolling bells which are, in Cortot’s words, “of blood, of earthly pleasure, of death...” But what follows? A pause: silence, timeless solitude, in the Etude Op.10, No.6. Then, suddenly, the soul wakes up and waltzes into space. The album ends with the Scherzo No.2, “like a charnel house”, or house of the dead, as Chopin apparently described the opening – yet the finale sounds like a celebration of life. And so our ghostly journey ends with fireworks, with smiling and shining, looking far into the future...”

chopin_prelude.jpg
 Ghosts - Chopin: Preludes Op.28, etc
  Nino Gvetadze


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